実務者研修講座は、基礎知識だけではなく実践を踏まえた研修を受けることができます。その中でも「たん吸引」や「経管栄養」の技術を学べるほか、介護業界のリーダーとして仕事ができるスキルを身につけることができます。実務者研修講座は、介護福祉士資格の第一歩であるため、介護に関して更に深い勉強をすることができます。
実務者研修を修了すれば、介護事業所においてサービス提供責任者になれます。これは、実務経験無しでも就任できるため、資格取得後すぐに就職を検討している方は、収入面でも安定した仕事に就ける可能性が生まれます。
実務者研修を受けなかったら、スキルアップをすることは難しく、仕事の幅も広がらないでしょう。なぜなら、介護初任者研修修了者がサービス提供責任者になるには、3年以上の介護の実務経験が必要になります。介護福祉士などステップアップを考えた場合も、実務研修修了が必須です。また、旧ホームヘルパー2級保持者でも改めて実務者研修を修了する必要があります。
実務者研修の受講費用ですが、専門学校によっても価格帯が大きく変わります。3万円台〜6万円台が一般的です。ただし、その専門学校と提携するが派遣会社や介護事業所などに介護職として就職すれば受講費用が補助されることもあります。
実務者研修には、座学とスクーリングの授業が義務つけられています。スクーリングは必修ですが、座学の授業に関しては通信講座も行われています。通いやすい学校や通信講座を探しましょう。
通いたい学校が見つかれば、電話やwebで受講申し込みをします。短期集中コースや、夜学コース、土日コースなどさまざまな受講コースがありますので、それらも選んでおくと後がスムーズです。
費用の払い込みなどを行い、許可がおりたら、開講日に登校し、研修がスタートします。規定時間の講義・スクーリングを受けたら研修修了で卒業です。その後実務者研修修了者として介護職に就くことができます。